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もらい泣き(集英社文庫) 冲方丁 感想

『もらい泣き』は筆者冲方氏が経験したことや、耳にした体験談など、「実際に起こった泣ける出来事」を30編ほど収録した短編集になります。ノンフィクションだからといって、小説と比べて地味な話ということはなく、ちゃんとじんわりとした感動を味わうこと…

オーデュボンの祈り(新潮文庫) 伊坂幸太郎 感想

振り返ってみると自分の読んだ伊坂幸太郎作品もこれで5冊目くらいでしょうか。初めて読んだ伊坂小説は『重力ピエロ』でした。しかしまあ、あの時は正直「なんか気に入らないなあ…」と読了後、もやもやした気持ちを感じていました。伊坂幸太郎の小説といえば…

黒冷水(河出書房新社) 羽田圭介 あらすじと感想

§あらすじ兄と弟の冷たい戦争。泥沼の兄弟喧嘩。あらすじを纏めてしまうとこんな感じでしょうか。物語は基本兄の視点から展開されていきます。兄はやや独善的でプライドが高いですが、冷静で頭の回るタイプであるのに対し、弟は比較的幼く、直情的な性格です…

百瀬、こっちを向いて。(祥伝社文庫) 中田永一 感想

今作は4編の恋愛小説が収録された短編集です。どっかで聞いたことあるタイトルだなーと思って手に取りましたが、どうやら映画化していたらしいですね。短編集なのであらすじは飛ばして感想にいきます。§感想さて、自分は中田永一という作家の本を読むのは初…

フェルマーの最終定理(新潮社) S.シン あらすじと感想

§あらすじフェルマーの最終定理という言葉を聞いたことはあると思います。僕は残念ながら文系チンパンジーですので、数学というものはできるだけ避けて生きてきた人間です。しかしこの定理のすごいところはそんなおサルさんなぼくでも設問そのものは十分りか…

はじめに

はじめまして。このブログは某年間300冊本を読む方のブログに影響を受けて書き始めたものです。残念ながら自分には年間300冊本を読むなんて人間離れした生き方はできないので気の向くままに不定期更新で続けさせていただきたいと思います。所詮暇な大学生の…

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